定期点検からの院外修理依頼後の院外修理のパターン

定期点検を実施し、修理箇所を発見した場合に、発見した修理箇所が院内では修理ができない場合は、院外のディーラーやメーカーへ修理を委託するようになります。
この場合、院外のディーラーやメーカーへ修理を委託する前に、見積や修理が必要な内容を院内で承認してもらうために、院内修理報告書を提出する流れになります。
よく間違われる問題として、定期点検データに承認状況や修理依頼状況を追記していく(編集していく)と思われる方がいらっしゃいますが、CEME Webでは現実の動作と、システムへの入力操作を一致させるために既存データの編集はデータの誤入力の修正以外は使用しません。
そのため、定期点検は一つの点検データとして登録し、そこで判明した不具合に対する修理データは新たなデータとして定期点検とは別に登録します。
そして、この二つのデータは定期点検で判明した不具合(故障)に対するデータとして自動的に統合される仕組みとなっています。

定期点検からの院外修理依頼後の院外修理の手順

ここでは定期点検実施時に院外のディーラーやメーカーに修理を委託する必要がある修理箇所が発見され、委託する前に院内で承認を得る必要がある場合の処理について説明していきます。
ポイントは院内修理依頼書は一旦定期点検を終了したのちに発行するという事です。
実際の定期点検作業でも定期点検を終了してから報告書を作成する流れになると思います。それと同様に、データ入力作業でも定期点検を終了してから報告書を発行する流れになります。

点検修理の点検種類選択

定期点検で修理が必要になり院内承認後にメーカー修理をする場合

定期点検中に発生した不具合に対して、院外のディーラーやメーカーに修理を依頼する前に、院内の担当部署の承認が必要な場合は、院内修理依頼書を院内の担当部署へ提出し承認を得る必要があります。
院内修理依頼書を提出する場合は、定期点検実施時の点検総括で「院内修理依頼」を選択し、定期点検を保存終了します。
これで、ME機器は故障状態となり、貸出不可となり、故障一覧に表示されています。
故障一覧から対象のME機器を選択すると修理依頼書の発行ができますので、修理依頼書を発行し、関係部署へ提出します。
または、対象のME機器の管理番号を伝え、直接修理依頼書を確認してもらうようにすることも可能です。
その後、院内承認が下りれば、後日、ME機器を院外のディーラーやメーカーに引き渡した際に院外修理を登録する流れになります。

点検修理の院外修理依頼

故障一覧への反映

故障詳細の明細

点検修理依頼書

CEMEメモ

  • 院外修理依頼書は必要であれば承認用に使用できますが、不要であれば不使用とすることもできます。
  • 院外修理依頼書は修理報告書としても活用できます。(環境設定によって変更可能)

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