月例報告書
病院内の小規模なME室や臨床工学課では臨床工学技士の業務を把握していることはあまり多くありません。
例えば一人しか臨床工学技士がいない病院で、ME機器の管理、呼吸器の使用中の管理、その他各部門からの問合せ対応等、どれだけの作業が発生しているのかは、外部からは分かりにくいのが現状です。
そこで、臨床工学技士が病院内で毎月どれだけの作業を行っているかや、ME機器の管理をどれだけ適切に行っているかを客観的に伝達するための資料として月例報告書を活用します。
輸液ポンプとシリンジポンプの使用前点検を100回、定期点検を20回、さらに呼吸器の回路交換や病棟からの修理依頼の対応が10件、その上、委員会が6回開催されており、新規ME機器の導入時研修を3回実施し、呼吸器の病棟ラウンドも週一回実施するようなことが毎月発生した場合、口頭で伝えるよりも、報告書として提出する方が、評価する側にとっても効率的で分かりやすくなります。
毎月、院内の会議や報告書等の提出時に月例報告書を合わせて提示することにより、客観的に毎月の作業量がすぐに把握してもらえます。
これにより、臨床工学技士がどれだけの作業を抱えており、一人ができる限界がどの程度かを説明することにより、増員の可能性もつかめるかもしれません。
毎月の作業報告書として月例報告書を活用することで、病院からの適切な評価や今後のサポートにつながるかもしれません。
月例報告書
月例報告書では毎月参加する委員会や会議を設定することで出席、欠席の記録をとることができます。
また、日別の備考を自由に記入することも出来るため、記録として残しておく必要がある内容は記載できます。
休日のチェックは自動で土日にチェックが付きますが、手動で変更することも可能です。この休日のチェックは月例報告書の追加帳票で使用中点検実施率の計算に使用しています。
今後、新しい機能でも活用するかもしれないため、毎月正確に記録しておくことを推奨しています。
月例報告書の内容
月例報告書はPDF形式で出力されます。
表示内容は分類毎の各種点検毎(使用前点検・使用中点検・定期点検等)の点検回数や点検台数、点検したME機器の管理番号が表示され、さらに、病棟からの修理依頼に対する内容も表示されます。
そのあとに委員会や会議の出欠が表示され、最後に日別の備考が表示される形式となります。
CEMEメモ
- 月例報告書を活用することで院内での評価向上に繋がることを期待しています。
運営者
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