機器所在の確認
ME機器の運用において、今どこにどの機器があるかを把握できるかどうかによって、ME機器の稼働率には大きな違いが出てきます。
なぜかというと、返却してくれない方がいらっしゃるから。。。
理由はいろいろで、忙しい、忘れていた、今度使う(これはダメ)といったところでしょうか。
今度使うは論外として、忙しい、忘れていたという方に対してはご協力お願いしますと柔らかく注意するにとどまります。
どの病棟のどの機器が未返却なのかは、稼働分析の「貸出機器アリバイ確認」を見れば一目瞭然です。
「貸出機器アリバイ確認」というのは、どの部署に何が何日貸出中なのかが部署ごとに一覧で出力される帳票です。
ただ、いちいち帳票出力しない場合は、機器所在の定足数を超えているかどうかである程度判断可能です。
定足数を設定することによって、病棟でも確認できるため、看護師長などに見方を伝えておけば、相互監視してくれる効果があるため、未返却の確立が下がっていきます。
これは副産物ですが、定足数を活用することで、予想外に機器を借用している部署をすぐに発見できるため、運用面でも効率的な機能の一つです。
機器所在の使い方
機器所在では、分類毎に機器の一覧を表示します。
分類とは「輸液ポンプ」「シリンジポンプ」「人工呼吸器」といった分類です。
そして、左側に型式が表示され、右側に部署ごとの機器が表示されます。
閲覧単位は分類毎となり、表形式で表示されるため、どの部署にどの機器が何台貸出中であるかを一目で確認できます。
また、各機器のボタンには機器の状態を色別で示しているため、定期点検予定日を過ぎている機器などは、優先的に返却してもらう運用ができます。
機器所在は主に病棟でしようされます。そのため、機器所在には添付文書や操作マニュアル、簡易マニュアルを表示できる機能を有しています。
各種マニュアルはすぐに確認できないと意味がありません。CEME Webでは機器所在を開くだけで各種マニュアルをすぐに確認できます。
分類表示
機器所在は分類毎に表示します。
表示形式は環境設定でタブモードと表モードが選択できます。
分類数が多くない場合はタブモードが便利です。逆に分類数が多い場合は表モードが見やすく使いやすくなります。
運用に合わせていつでも自由に変更ができる機能です。
タブモード
分類をタブ形式ですべて表示します。
分類数が少ないい場合に便利です。
表モード
分類を表形式で一覧表示します。
分類数が多い場合に便利です。
マニュアル閲覧
各型式毎にマニュアルを登録しておくことで、機器所在からすぐに閲覧できます。
病棟での運用に最適です。
機器カルテ
機器所在に表示される機器の管理番号のボタンをクリックすることで機器カルテを開くことができます。
病棟から修理依頼を入力しない場合は機器カルテを表示する仕様となります。
点検修理依頼
機器所在に表示される機器の管理番号のボタンをクリックすることで点検修理依頼を開くことができます。
病棟から直接、点検修理依頼を行い場合はこちの仕様となります。
表示変更
機器所在ではいろいろな表示形式を選択できます。
例えば、台数だけを確認したい場合は台数タブを選択することによってどの部署に何台貸出しているかをすぐに確認できます。
また、最もシンプルな形式で表示すると型式毎の状況がすぐに把握できます。
定足数管理
部署に対する定足数を分類毎に設定できます。
定足数を超えて借用している部署は背景が赤色で表示されます。
CEMEメモ
- 病棟では機器所在のみで運用することを想定しています。
- 病棟で機器所在を運用することはME機器の安全利用と稼働率向上の両方に対して効果が高いです。
運営者
- CEME開発グループです。
CEMEに関する最新情報やバージョンアップの案内など、ME機器管理に関する情報をお届けします。
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