病棟からの修理依頼の対応

ME機器の運用中に修理依頼があった場合、迅速に対応していかないと、機器の回転率が悪くなり、必要な時に機器が不足するという問題につながるかもしれません。
そうならないために、CEME Webではトップページに修理依頼件数をバッチ表示し、常に最新の状況を把握できるようにしています。
修理依頼データの蓄積により、運用時にどのような問題が発生しているのかをまとめて確認することも出来るため、不具合の多い機種の場合は機種変更などを考慮するための参考資料となります。

病棟から修理依頼があった場合の対応方法

病棟から修理依頼が登録されると、機器所在の管理番号の表示がオレンジ色に変わり、トップページの点検修理依頼件数のバッチがカウントアップされます。
トップページは必ず見るページですので、依頼対応漏れはなくなります。
機器所在ページは病棟でも確認できるため、修理依頼をした機器が修理対応中かどうかについても病棟で確認することができます。

点検修理依頼バッチ
■点検修理依頼バッチ

機器所在の点検修理依頼中機器
■機器所在の点検修理依頼中機器

バッチの確認

点検修理依頼のバッチが0以外の場合は、病棟から点検修理依頼があり、未処理の状態であることを示しています。
このバッチの件数は点検修理依頼が未処理の場合のみ表示されます。何らかの対応を行った場合はカウントダウンされます。

点検修理依頼バッチ

修理依頼一覧

点検修理依頼のタブをクリックすると点検修理依頼一覧ページが表示されます。
ここでは、さらに、依頼中と確認済にわかれますが、依頼中の内容のみ処理すれば問題ありません。
手順は単純で「確認」ボタンをクリックするだけです。

修理依頼一覧

修理依頼の確認を行う(省略設定可能)

点検修理依頼の一覧ページ内の依頼中の一覧からこれから対応する依頼の「確認」ボタンをクリックすると、修理可否の一次切り分けとして確認ページが開きます。
ここでは、ME機器の修理対応を行う前に、本当に修理が必要かどうかを判断するために利用します。
利用方法としては、モニターが壊れたという故障に対して、モニター部に傷が入っただけで全く修理する必要がない場合などは、この確認ページで「正常」扱いとして修理依頼を終了させます。
また、落下してバラバラになった機器を修理依頼されてもそもそも修理自体ができない場合は、「修理不能」扱いして修理依頼を終了させます。
いづれにしても修理依頼をすぐに終了扱いとするため、明白な場合のみ有効です。
環境設定によってはこの「確認」ページを使用せず、そのまま修理対応へ登録することも出来ますので、運用に合わせて設定していきます。

修理依頼の確認

修理依頼の対応記録

修理対応する場合、故障ページが開きます。
この故障ページでは、点検修理を行う事ができ、修理対応が完了するまで、故障一覧に該当機器が表示されます。
故障した機器は貸出不可となり、修理が完了するまでは運用できない設定となります。

修理依頼の対応記録

修理依頼の対応結果に応じた機器状態について

修理依頼の処理結果として機器の状態はいろいろあります。
ここでは主な機器状態を説明していきます。

修理依頼の対応結果に応じた機器状態

使用可能

正常に点検や修理が完了したため問題なく運用開始できる状態

院外修理

院内で点検や修理を行ったが、メーカー等に修理を依頼する必要があり、実際にメーカー等に機器を引き渡した状態

使用不可

院内や院外で点検・修理を行ったが使用できる状態にならないため使用不可とする状態
この後、個別に廃棄等の処理がひつようになります。

CEMEメモ

  • CEME Webでは修理依頼は故障ではなく依頼という扱いです。その後本当に故障した物だけが故障扱いとなります。

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