故障機器の管理
ME機器を運用していけば故障は発生します。
大切なことは故障した機器を適切に管理できているかどうかです。適切に管理していないと、故障したME機器はどこかに放置されていることが多々あります。
このようなことは本来ならあってはならない事ですが、多忙な毎日でどこにどんな機器がどのような状態で置かれているかがわからなければ紛失してしまう事は当然です。
CEME Webではこのような問題が起こらないように、適切な機器の所在管理や故障機器の一覧管理機能があります。
ここでは、故障機器の一覧管理機能を説明していきます。
故障機器の管理方法
病棟からの修理依頼や、使用前点検で発見した不具合、定期点検で発見した問題など、ME機器に問題が発生した場合、明らかに問題がない場合以外は故障という状態にします。
CEME Webでは故障した機器は貸出できないため、誤って貸出処理をしてもエラーが発生するようになっています。
故障した機器は、修理ができる段階になるまで適切に管理する必要があります。
そのため、CEME Webでは故障一覧に現在故障状態になっているME機器の一覧を表示し、各詳細ページでは故障に対する対応状況が時系列で分るようになっています。
バッチ確認
ME機器が故障状態になった場合にトップページの故障バッチの件数がカウントアップします。
今現在、故障中のME機器が何台あるかすぐに把握できます。
トップページはログインした際に必ず表示されますので、常に故障台数を意識することができるため、ME機器の滞留が起こらないような運用ができます。
故障一覧
故障一覧ではどのME機器がどういう状況かを一覧形式で確認できます。
故障一覧のなかで「故障中」と「対応済」の二つのタブがあり、「故障中」のタブが通常選択されていますので、既に対応が終わった故障は表示されず、本当に対応が必要な一覧のみ表示されるため、確認が容易にできます。
故障詳細
故障詳細では1つのME機器毎の故障に対する対応状況を管理します。
例えば、病棟から修理依頼があり、ME室で修理を試みたが、メーカーに修理依頼しないと治せないことが分かり、後日、メーカーに修理依頼を行い故障機器を引き渡した場合、この故障に対する対応履歴は院内修理と院外修理の2件存在することになります。
常に実際の作業と対応履歴が1体1で紐づいていますので、どのような対応を行ったのかすぐに把握できます。
故障対応(修理)
故障詳細から実際に修理対応をする場合、点検修理の機能を使います。
点検修理機能のなかで場所(院内・院外)や点検種類(点検・修理)を選択することで詳細な管理ができます。
CEMEメモ
- 稼働分析を使って、月毎の修理件数や故障件数を抽出することもできます。
- 故障の管理を適切にすることで、将来発生する故障時に過去の故障対応状況から適切な対応をすぐに見つけることができるかもしれません。
運営者
- CEME開発グループです。
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シンプルで使いやすい医療機器管理・ME機器管理システム CEME Web
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