点検待ちの機器の対応

輸液ポンプやシリンジポンプなどのME機器を貸出する前には、使用前点検をしていることが前提となります。
CEME Webでは輸液ポンプやシリンジポンプなどのME機器が返却された際に、該当機器を点検待ち状態に自動的に設定します。
(この設定は型式毎に変更できます。)
この点検待ち状態によって、返却後未点検のME機器を貸出できない状態になり、機器の又貸防止や未点検機器の運用防止に役立ちます。
また、点検待ち状態になる機器は使用前点検が基本となるため、日常業務として点検待ち状態の機器を消し込むことを行う事ができます。

点検待ち機器の対応

点検待ち一覧では現在返却後に未点検のME機器の一覧を表示します。
点検待ち一覧に表示する機器は型式毎に点検待ちとするかどうかを設定することができるため、日常的に運用される輸液ポンプやシリンジポンプだけ、点検待ち状態にすることもできます。
点検待ち状態にすることによって、貸出時にエラーが発生するため、誤って未点検のME機器を貸出することを防ぐことができます。

点検待ち機器の対応

バッチの確認

点検待ち機器は返却毎に常に増えていくことが考えられます。
そのため、CEME Webでは、いつでも点検待ち機器の件数を把握できるようにトップページに点検待ち件数のバッチを用意しています。
この点検待ち件数のバッチは常にゼロにしておくことを心がける必要があります。
その理由は、点検待ちのME機器は貸出できないため、ME機器の稼働率が悪くなるからです。
また、必要な時に未点検が理由で貸出できなかったというのでは管理不足を指摘される可能性もあります。
そうならないためにも、点検待ちのME機器はできる限りゼロになるように努める必要があります。

点検待ちバッチ

使用前点検の実施

点検待ち一覧から点検ボタンをクリックすると点検修理ページへ遷移します。
ここでは、自動的に院内点検が選択され、点検種類では基本的に使用前点検を選択します。
使用前点検の点検項目を登録しておくことにより、型式毎に必要な点検項目が自動表示されるため点検漏れを防止することができます。

使用前点検の実施

点検完了の場合

点検修理ページの総括区分を「使用可能」か「条件付き使用可能」にすることで、対象のME機器が貸出可能となります。

使用前点検の点検完了

点検時に問題がある場合

使用前点検を実施した結果、点検項目に不合格項目があり、このままでは運用できない場合は、対象のME機器の状態は故障状態に変わります。

使用前点検の再点検

CEMEメモ

  • 点検待ちというのは簡単に言うと使用前点検が必要なME機器ということです。

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